こんにちは。台東区根岸、JR「鶯谷」駅南口より徒歩3分、日比谷線「入谷」駅2番出口より徒歩3分にある歯医者「うぐいす歯科クリニック」です。

保険診療で使用されることが多い銀歯は、耐久性に優れた修復材として長年にわたり多くの人の口腔内で使用されています。日本では特に広く普及しており、虫歯治療後の詰め物や被せ物として一般的です。
しかし、見た目の問題や金属アレルギーのリスク、さらには銀歯の下で虫歯が再発することもあるという懸念から、最近では別の素材への関心も高まっています。
今回は、銀歯の特徴を整理しながら、銀歯の下で虫歯が再発する原因やそれを防ぐ方法について詳しく解説します。
銀歯とは

銀歯とは、虫歯治療の際などに使用される金属製の詰め物や被せ物のことを指します。日本の保険診療で広く使われており、正式には金銀パラジウム合金などの素材が使われています。保険が適用されるため1〜3割の自己負担で治療を受けることができ、経済的な負担を抑えられる素材として広く使用されてきました。
奥歯などの噛む力が強くかかる部分に用いられることが多く、耐久性にも優れています。ただし、金属特有の色や質感のため、見た目が気になる方も多いです。また、長く使用すると、金属成分が溶け出すことによって、金属アレルギーを引き起こす可能性もあります。
銀歯の下が虫歯になる原因

銀歯を装着した歯が再び虫歯になる背景には、いくつかの要因があります。一つだけではなく複合的に関与していることも多く、見た目にはわかりづらい点が再発を見逃す要因にもなっています。
ここでは、銀歯の下が虫歯になる主な原因をご紹介していきます。
経年劣化によるすき間の発生
銀歯は、温度や噛む力などの影響で少しずつ変形することがあります。時間が経つと歯とのあいだに目に見えないほどのすき間ができることがあり、そこから細菌が侵入して中で虫歯が進行するのです。
セメントの劣化と溶出
銀歯を装着する際には、歯と銀歯の間を接着するために専用のセメントが使われます。このセメントは時間の経過とともに少しずつ劣化し、唾液や飲食物の影響で溶け出していきます。
セメントが劣化すると、歯と銀歯の間に隙間ができ、そこから細菌や汚れが侵入しやすくなるのです。隙間に汚れや細菌が蓄積されていくと、虫歯の再発につながっていきます。
銀歯の適合精度
銀歯は型取りをして作製されますが、わずかな誤差でも装着時に歯との間に微細な隙間が生じることがあります。高い精度で詰め物・被せ物を作成できていないと、隙間から唾液や細菌、汚れが侵入して虫歯の再発リスクが高まっていきます。
清掃性の悪さ
銀歯がある部分は、歯ブラシの毛先が届きにくかったり段差に汚れがたまりやすかったりと、どうしても磨き残しが出やすくなります。その結果、プラーク(歯垢)が蓄積し、虫歯になるリスクが高まります。
特に、奥歯に銀歯を装着している場合、清掃が難しいため汚れが残りやすいです。また、「虫歯の治療は終わった」という安心感から、治療後の口腔ケアが疎かになる方は少なくありません。
こういった理由で汚れが蓄積されていくと、虫歯の再発につながります。
銀歯の下が虫歯になったときの治療法

銀歯の下で虫歯が発生した場合、その進行度によって治療の方法が大きく異なります。以下では、症状の程度に応じた主な治療法について解説します。
虫歯の範囲が小さい場合
虫歯が初期段階で発見され、範囲が小さい場合には、詰め物(インレー)を使用した治療で対応できることがあります。具体的には、銀歯を一度外して詰め物の下をしっかりと確認し、虫歯に侵されている部分を削り取ります。その後、新しく詰め物を作製し、再度装着します。
虫歯が軽度の状態であれば、1回から2回程度の通院で治療が完了することが多く、患者さまの負担も大幅に抑えられます。早期発見・早期治療によって歯を大きく削ることを避けられるため、日ごろの定期検診が非常に重要になります。
虫歯が神経に達した場合
虫歯が深く進行し、歯の神経まで達している場合は、神経を取り除く根管治療が必要になります。根管治療は、歯の内部にある神経や血管を丁寧に取り除いたあと、内部をしっかりと消毒・殺菌し、再感染を防ぐために薬剤で密閉する処置です。その後、失われた歯の機能を補うために土台を立て、再び被せ物を装着します。
根管治療は通院回数が多くなりがちですが、治療後のトラブルを防ぐためには丁寧な処置が不可欠です。また、再発を防ぐには、精度の高い被せ物の装着と、治療後のセルフケアが大切になります。
歯根まで虫歯が進行した場合
虫歯が重度に進行して歯のほとんどが崩壊してしまった場合は、抜歯を検討します。歯根が割れていたり、炎症が顎の骨まで広がっていたりすると、歯を残すことによる周囲の歯への悪影響が大きくなるためです。
抜歯を行ったあとは、インプラント、ブリッジ、入れ歯などの補綴治療で欠損部を補います。どの方法にもメリットとデメリットがあるため、患者さまの希望やお口の状態に合わせて、歯科医師と相談しながら決定しましょう。
銀歯の下が虫歯になるのを予防する方法

銀歯の下が虫歯になるのを防ぐためには、日々のケアと歯科医院での定期的なチェックが欠かせません。ここでは、銀歯の下の虫歯を予防する主な方法を確認していきましょう。
毎日の歯磨きを丁寧に行う
銀歯と歯の境目には汚れがたまりやすく、放置すると虫歯の原因になります。そこで大切なのが、毎日の歯磨きを丁寧に行うことです。特に、銀歯のまわりには歯ブラシの毛先をしっかり当てて、小刻みに磨くようにしましょう。
また、歯と歯の間には、歯間ブラシやデンタルフロスを使いましょう。歯ブラシでは届かない細かい部分の汚れも取り除くことができます。
時間をかけて丁寧にケアすることで、銀歯の下で虫歯が再発するリスクを抑えられるようになります。
補綴物の定期的なチェック
銀歯やほかの被せ物・詰め物は、長期間使っていると少しずつ劣化したり、歯との間にすき間ができたりすることがあります。こうした変化は自分では気づきにくいため、定期的に歯科医院で診てもらうことが大切です。
検査では、銀歯がしっかり合っているか、汚れがたまりやすい部分がないかなどをチェックしてもらえます。問題が見つかったときには、早めに調整ややり直しをおこなうことで、大きな虫歯になるのを防げます。
口内全体の状態を確認してもらえるため、他の歯を守ることにもつながります。
食生活の見直し
虫歯の予防には、食生活の改善も欠かせません。砂糖を多く含む飲食物は、虫歯菌の栄養源となり、口腔内を酸性に傾けます。その結果、銀歯の周囲でも虫歯が発生しやすい状態となります。
甘いお菓子やジュース、スポーツドリンクなどはできるだけ控えるのが望ましいです。また、間食の回数も意識して減らすようにしましょう。
食後は口の中が一時的に酸性になりますが、時間とともに唾液の作用で中和されます。だらだらと食べ続ける習慣は、酸性状態を長引かせるため、食事時間を決めることも重要です。
補綴物の素材を見直す
銀歯は保険適用のため手軽に選ばれやすいですが、経年劣化や適合の面で懸念があることも事実です。虫歯を繰り返しにくくするためには、セラミックやジルコニアなど、適合精度が高く、劣化しにくい素材を選ぶのも一つの方法です。
自費診療にはなりますが、長期的に見れば歯の健康を守るうえで効果的な選択肢となり得ます。素材選びに迷ったときは、歯科医師に相談のうえ、自分の口腔環境やライフスタイルに合ったものを検討してみてください。
まとめ

銀歯は見た目には問題がないように見えていても、その下で虫歯が進行していることがあります。これは、経年劣化によるすき間の発生や、セメントの劣化、適合精度の問題などが原因で起こります。
虫歯がみつかった場合には、症状の進行度に応じた治療が必要です。何か気になる症状がある場合は、早めに歯科医院を受診するようにしましょう。
銀歯の下の虫歯にお悩みの方は、台東区根岸、JR「鶯谷」駅南口より徒歩3分、日比谷線「入谷」駅2番出口より徒歩3分にある歯医者「うぐいす歯科クリニック」にお気軽にご相談ください。
当院は「歯を大切にするお手伝い」をモットーに、通いやすい・安心できる環境を提供できるよう努めています。虫歯・歯周病治療だけでなく、予防歯科や小児歯科、矯正治療、インプラント治療など、さまざまな診療にあたっています。
当院のホームページはこちら、お電話でのご予約・お問い合わせも受け付けています。矯正無料相談会も実施しておりますので、ぜひご覧ください。

この記事の監修者
丸山 敏史
経歴
- 昭和医科大学 卒業(2007年・第100回国家試験合格)
- 昭和医科大学大学院 博士課程修了(補綴科所属・1年目は研修医として勤務)
- 都内医療法人の分院長として勤務
- 西糀谷歯科 勤務(4年間)
- うぐいす歯科クリニック 開業(2014年)
所属機関
- 日本インプラント学会
- 日本補綴歯科学会
- シン中心位 専門医取得
- プレオルソ(小児矯正)導入医










