医院ブログ

2026.07.11

マウスピース矯正中の歯磨きはどうする?磨きにくい理由・注意点・ケア術

こんにちは。台東区根岸、JR「鶯谷」駅南口より徒歩3分、日比谷線「入谷」駅2番出口より徒歩3分にある歯医者「うぐいす歯科クリニック」です。

マウスピース矯正中の歯磨きのイメージ

マウスピース矯正は、少しずつ形の異なる透明なマウスピースを定期的に交換しながら歯並びを整えていく矯正方法です。

装置を取り外して歯磨きができるため口腔ケアがしやすいとされていますが、長時間装着する分、歯やマウスピースに汚れが残ると虫歯や歯周病の原因になることもあります。だからこそ、毎日のセルフケアがとても大切です。

この記事では、マウスピース矯正中の歯磨きの基本的な考え方から、磨きにくくなる理由や注意点、ケアのコツなどをわかりやすく解説します。矯正中も清潔で快適な口腔環境を保つために参考にしてください。

マウスピース矯正中に歯磨きがしづらくなる理由

磨きにくさを感じながら歯磨きするマウスピース矯正中の女性

マウスピース矯正は、歯磨きがしやすい矯正方法として知られていますが、実際に治療を始めてみると「思ったより磨きにくい」と感じる方も少なくありません。これは、矯正を進めるにあたり、歯の形や隙間が変化し、歯ブラシが届きにくくなることがあるためです。

ここでは、マウスピース矯正中に歯磨きがしづらくなる主な理由と、その影響について詳しくみていきましょう。

歯の表面にアタッチメントを固定するため

歯を計画通りに動かすため、アタッチメントと呼ばれる歯科用プラスチックで作られた小さな突起物を歯の表面につけることがあります。アタッチメントは歯と同じような色をしており目立ちにくいものの、歯の表面には凹凸ができるため磨きづらくなります。

その結果、普段通りに磨いていても毛先がうまく届かず、アタッチメントの周囲に食べカスやプラークが残って「スッキリ磨けない」「磨きにくい」と感じることがあります。

歯の動きで隙間が変化するため

矯正中は歯が少しずつ動いていくため、歯と歯の間の隙間が日々変化します。そのため、今まで詰まりにくかった場所に食べ物が挟まるようになったり、逆に隙間が狭くなってブラシが入りにくくなったりすることがあります。

特に、歯が大きく移動している最中は角度や高さが不揃いになるため、毛先が均一に当たらず磨きづらいと感じることがあります。

マウスピース矯正中に歯磨きができない場合の対処法

デンタルフロスを使用してケアをする様子

マウスピース矯正中は、食事のたびに装置を外し、食後は歯磨きをしてから再び装着するのが基本です。しかし、外出先や忙しい時間帯など、食後すぐに歯磨きができない場面も少なくありません。

そんなときでも、できる範囲で口の中を清潔に保つ工夫を知っておくと、安心して治療を続けられるでしょう。ここでは、歯磨きができないときの対処法を紹介します。

水でしっかり口をゆすぐ

歯磨きがすぐにできないときは、まず水で数回うがいをして食べかすや糖分を洗い流しましょう。歯磨きほどの清掃効果はありませんが、何もしないまま過ごすよりも口の中を清潔に保ちやすくなります。

マウスピースを装着する際は、歯磨きをしてから装着するのが基本ですが、ある程度の汚れの付着を防げるため、応急的なケアとして有効です。

デンタルフロスを活用する

歯と歯の間に食べ物が挟まっているときは、デンタルフロスが役立ちます。歯ブラシがなくても歯間の汚れをある程度取り除けるため、外出時に携帯しておくと安心です。

コンパクトなケース入りのタイプなら、バッグやポーチにも入れやすく、必要なときにすぐ使えます。

歯磨きシートを利用する

洗面所が使えない場所では、歯磨きシートを使って歯の表面を拭き取る方法もあります。食べかすや歯垢をある程度除去できるため、応急的なケアとして便利です。

ただし、あくまで一時的な対応なので、帰宅後は通常どおり歯ブラシとフロスで丁寧に清掃しましょう。

歯磨きできるタイミングで早めにケアする

食後すぐに磨けなかった場合でも、そのまま長時間過ごすのは避けましょう。歯磨きができる環境になったら、できるだけ早めにブラッシングを行い、マウスピースも流水で洗ってから装着します。

マウスピースを外したまま長時間放置すると、装着時間が短くなって矯正の進行に影響が出たり、乾燥による変形や汚れの付着が起きたりすることもあります。汚れを長時間残さないこと、マウスピースを清潔に保つことを意識することで、治療をスムーズに続けやすくなります。

マウスピース矯正中での歯磨きの注意点

マウスピース矯正中での歯磨きの注意点を伝える女性

歯磨きが必要であること自体は治療前と大きく変わりませんが、マウスピース矯正中は、治療中ならではの意識すべきポイントがいくつかあります。

歯と歯茎の境目を意識して磨く

歯垢は歯と歯茎の境目にたまりやすいため、歯ブラシを45度ほどの角度で当て、小刻みに動かしながら磨きましょう。力を入れすぎると歯茎を傷つけたり、毛先が広がって清掃効果が落ちたりすることがあります。

軽い力で丁寧に磨くことが、汚れをしっかり落とすポイントです。特に、矯正中は歯の位置が変化して汚れがたまりやすい場所が変わることがあるため、定期検診で磨き方のアドバイスを受けるのも良いでしょう。

アタッチメント周囲は磨き残しに注意する

段差ができて歯垢が付着しやすいアタッチメントのまわりは歯ブラシをさまざまな方向から当てて、丁寧に清掃しましょう。鏡を見ながら磨くと、磨き残しにも気づきやすくなります。

デンタルフロスや歯間ブラシを併用する

歯ブラシだけでは歯と歯の間の汚れを十分に取り除くことが難しい場合があります。デンタルフロスや歯間のサイズに合った歯間ブラシを毎日のケアに取り入れることで、歯間部まで清潔に保ちやすくなります。

マウスピース矯正中の飲食で気をつけること

飲食のためにマウスピースを外した様子

マウスピース矯正をスムーズに進めるためには、毎日の歯磨きだけでなく、飲食のタイミングや内容にも注意が必要です。食べ方や飲み方によっては、装置に汚れがついたり、変形や着色の原因になったりすることもあります。

ここでは、装置を傷めず、清潔な状態を保つために気をつけたいポイントを紹介します。

飲食の際はマウスピースを外す

食事や間食の際は、必ずマウスピースを外しましょう。装着したまま飲食すると、食べかすが装置の内側に入り込み、虫歯や着色の原因になるだけでなく、装置の変形や破損を招くこともあります。少量の間食でも、その都度外す習慣をつけることが大切です。

飲み物の種類と温度に注意する

飲み物を飲む際、マウスピースを装着したまま飲んでよいのは基本的に水のみです。砂糖を含む飲み物は虫歯の原因になりやすく、コーヒーや紅茶、赤ワインなど色の濃い飲み物はマウスピースに着色しやすい性質があります。

また、熱い飲み物は装置の変形を招くことがあるため避けましょう。装着中は基本的に水のみとし、装着前後に飲む場合は麦茶など色の薄い飲み物を選ぶと、装置の透明感を保ちやすくなります。

間食の頻度とタイミングを意識する

甘い飲み物やお菓子を頻繁に摂ると、口内が酸性に傾きやすくなり、虫歯のリスクが高まるため注意が必要です。さらに、飲食のたびにマウスピースを外して歯磨きをする必要があるため、頻繁な間食は装着時間の不足にもつながります。

食べる時間を決めたり、まとめて摂るようにしたりすると、歯磨きのタイミングを管理しやすく、治療計画どおりに歯を動かしやすくなります。

マウスピースのお手入れタイミングと方法

専用のケースでマウスピースを保管する様子

マウスピースは毎日長時間使用するため、歯と同じように清潔に保つことが欠かせません。正しい方法でお手入れを続けることで、臭いや着色を防ぎ、快適に治療を進められるようになります。

外したらすぐに流水ですすぐ

マウスピースを外したら、その都度流水で軽くすすぎ、唾液や汚れを落とします。放置すると乾燥して汚れが固まり、後から落としにくくなるため、外した直後のひと手間が清潔を保つポイントです。

やわらかいブラシで優しく洗浄する

汚れが気になる場合は、やわらかい歯ブラシや専用ブラシを使って優しく洗ってください。研磨剤入りの歯磨き粉は細かな傷の原因になるため使用せず、水または専用洗浄剤でケアする方法が良いでしょう。

専用洗浄剤を定期的に使う

毎日の水洗いに加え、必要に応じた専用洗浄剤の使用は、目に見えない汚れや臭いのケアに効果的です。さらに、つけ置きタイプの洗浄液を併用すると、より清潔な状態を保ちやすくなります。

保管時は専用ケースを使い、熱を避ける

外している間は、必ず専用ケースに入れて保管します。ティッシュに包んだままにすると誤って捨てるなどのトラブルの原因になりやすく、乾燥による変形が起きることもあります。

なお、マウスピースは熱に弱いため、熱湯で洗ったり直射日光や高温の場所に置いたりするのは避けましょう。変形すると歯に適合しなくなり、治療に影響することがあります。

まとめ

食後の歯磨きをするマウスピース矯正中の女性

マウスピース矯正中は、毎日の歯磨きや装置のお手入れ、飲食時の注意など、少し手間が増える場面もあります。それでも、こうしたセルフケアを丁寧に続けることが、虫歯や歯周病を防ぎ、矯正治療を順調に進めるための大切なポイントです。

歯磨きが難しい場面では、うがいやデンタルフロスなどを活用し、できる範囲で口の中を清潔に保ちましょう。また、マウスピースのお手入れや飲食時のルールを守ることで、装置を衛生的に維持できます。

不安なことや磨き方に迷うときは、自己判断せず、定期検診の際に歯科医師や歯科衛生士へ相談するようにしてみましょう。

マウスピース矯正を検討されている方は、台東区根岸、JR「鶯谷」駅南口より徒歩3分、日比谷線「入谷」駅2番出口より徒歩3分にある歯医者「うぐいす歯科クリニック」にお気軽にご相談ください。

当院は「歯を大切にするお手伝い」をモットーに、通いやすい・安心できる環境を提供できるよう努めています。虫歯・歯周病治療だけでなく、予防歯科や小児歯科、矯正治療、インプラント治療など、さまざまな診療にあたっています。

当院のホームページはこちら、お電話でのご予約・お問い合わせも受け付けています。矯正無料相談会も実施しておりますので、ぜひご覧ください。

丸山 敏史

この記事の監修者

丸山 敏史

経歴
  • 昭和医科大学 卒業(2007年・第100回国家試験合格)
  • 昭和医科大学大学院 博士課程修了(補綴科所属・1年目は研修医として勤務)
  • 都内医療法人の分院長として勤務
  • 西糀谷歯科 勤務(4年間)
  • うぐいす歯科クリニック 開業(2014年)
所属機関
  • 日本インプラント学会
  • 日本補綴歯科学会
  • シン中心位 専門医取得
  • プレオルソ(小児矯正)導入医

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