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2026年09月19日

顎関節症の原因とは?放置するリスクと治療法も

こんにちは。台東区根岸、JR「鶯谷」駅南口より徒歩3分、日比谷線「入谷」駅2番出口より徒歩3分にある歯医者「うぐいす歯科クリニック」です。

顎関節症の患部を赤くハイライトした透過図

口を開けたときにカクカクと音が鳴る、口が大きく開かない、顎が痛むといった症状に悩まされてはいませんか。こうした症状が現れる場合、顎関節症の可能性があります。顎関節症は珍しい病気ではなく、原因も多岐にわたります。

この記事では、顎関節症の主な原因や放置によるリスク、治療法について詳しく解説します。

顎関節症とは

顎関節症の患部のレントゲン写真を持った手

顎関節症とは、口を開閉する際に使われる顎関節や、その周辺の筋肉、靭帯などに異常が生じ、さまざまな症状が現れる状態を指します。代表的な症状としては、口を開けたときの痛みや音、口の開きにくさ(開口障害)などが挙げられます。

近年では、10代から50代まで幅広い年代に見られ、特に女性の患者が多いとされています。

顎関節症は、関節自体の構造的な異常だけでなく、噛み合わせの不具合やストレス、生活習慣など、複数の要因が複雑に関与して発症します。そ軽度な症状であれば自然に改善するケースもありますが、放置すれば慢性化して悪化することもあるため、早めの対処が求められます。

顎関節症の原因

頬杖をつく女性

顎関節症は、ひとつの要因だけでなく、さまざまな原因が重なって起こることが多い病気です。ここでは、主な原因について詳しく見ていきましょう。

噛み合わせの乱れ

噛み合わせが左右で異なっていたり、歯の一部だけが強く当たっていたりすると、顎の関節や筋肉に偏った負担がかかります。こうしたアンバランスが続くことで、顎の動きが不安定になり、顎関節症の発症につながることがあります。特に、歯並びの不整や詰め物・被せ物の高さのズレなどがあると、噛み合わせの異常が目立ちやすくなります。

歯ぎしりや食いしばり

歯ぎしりや食いしばりは、顎関節や筋肉に強い負担をかける代表的な要因のひとつです。これらは就寝中や集中しているときなどに無意識に行われることが多く、特に夜間の歯ぎしりは気づかずに慢性的なダメージを与える可能性があります。

歯ぎしりや食いしばりによって関節への過度な圧力が繰り返されると、顎の関節や周囲の筋肉に微細な損傷が蓄積し、痛みや違和感、関節音などの症状を引き起こす原因となります。

姿勢の悪さ

猫背や頬杖をつく癖があるなど、日常的に姿勢が悪い状態が続くと、頭や顎の位置がずれてしまい、顎関節に不自然な力がかかるようになります。特に、スマートフォンやパソコン作業などで前傾姿勢が長く続くと、首や肩の筋肉も緊張し、それが顎の動きにも影響を及ぼします。

こうした状態が続くと、筋肉や関節に負担がかかり、やがて顎関節症の症状が現れることがあります。日常的な姿勢の見直しが、予防には欠かせません。

ストレス

ストレスがたまると、無意識に歯を食いしばったり、顎の筋肉が緊張したりすることがあります。こうした状態が続くと、顎関節や筋肉に負担がかかり、痛みや動かしにくさなどの症状が現れることがあります。

また、ストレスは睡眠の質にも影響を与えるため、夜間の歯ぎしりや食いしばりが起こりやすくなるのも要因のひとつです。

外傷

交通事故やスポーツ中の衝突、転倒などで顎に強い衝撃を受けると、関節やその周囲の組織に損傷が生じ、顎関節症の原因になることがあります。軽い衝撃であっても、時間が経ってから痛みや違和感が現れるケースもあります。

また、外傷後に顎の動きが制限されたり、関節の音が気になったりする場合は、早めに歯科や口腔外科で検査を受けることが大切です。放置すると、関節や筋肉の状態が悪化する可能性もあります。

顎関節症を放置するリスク

たれこめた暗雲とリスクの標識

顎関節症をそのままにしておくと、想像以上に深刻な問題を引き起こす可能性があります。ここでは、放置することで起こりうるリスクを具体的に見ていきましょう。

痛みや不快感が慢性化する

顎関節症を放置すると、最初は軽い違和感だったものが、次第に慢性的な痛みへと変わっていくことがあります。口の開閉時にズキッとするような痛みや、耳の周囲、こめかみ、首筋などにまで不快感が広がることも少なくありません。

また、関節や筋肉への負担が積み重なることで、どんどん症状が悪化していくケースもあります。これらの痛みや違和感は日常生活にも影響を与え、集中力の低下や睡眠の質の悪化などにつながる可能性があります。

噛み合わせが悪化する

顎関節症をそのままにしていると、噛む位置やあごの動きにずれが生じ、噛み合わせが乱れていくことがあります。噛み合わせが悪くなると、特定の歯に強い負担がかかるようになり、歯のすり減りや破折、知覚過敏などの問題が起こりやすくなります。また、噛みづらさや食べにくさを感じるようになり、食事の楽しみが損なわれることもあります。

精神的なストレスが増す

顎関節症の不快な症状が長引くと、日常生活に支障をきたすだけでなく、強いストレスの原因にもなります。口を動かすだけで痛みが出る、食事や会話が思うようにできないといった状態が続くと、気持ちが沈んだりイライラしたりしやすくなります。

このような心理的な負担はストレスとなり、顎の筋肉の緊張や歯の食いしばりを引き起こすことがあるため、症状がさらに悪化するという悪循環に陥るケースも考えられます。

全身の健康に影響する

顎関節症の不調は、顎まわりだけにとどまらず、首や肩、背中、全身の筋肉バランスに影響を及ぼす可能性があります。顎関節のゆがみが首や肩の筋肉の緊張を引き起こし、それが姿勢の悪化や慢性的な体の不調として現れることも少なくありません。

顎関節症の治療法

スプリント療法で使用するマウスピース

顎関節症の治療は、症状の程度や原因によって異なります。基本的には保存的な治療から始めるのが一般的で、必要に応じて複数の方法を組み合わせて行います。

スプリント療法

スプリントとは、マウスピースのような形をした装置のことで、主に就寝中に装着します。スプリントを使うことで、歯ぎしりや食いしばりによる顎関節や筋肉への負担を軽減させられます。

また、上下の歯が直接接触しないようにすることで、無意識の力のコントロールにもつながります。スプリントはオーダーメイドで作製されるため、違和感も少なく、長期的に使える治療法として広く用いられています。

噛み合わせの調整

上下の歯の噛み合わせがずれていると、顎に不自然な負担がかかり続け、顎関節症を引き起こす要因になります。噛み合わせの調整は、こうしたアンバランスを改善し、顎の動きを自然で安定した状態に整える治療法です。

具体的には、歯の高さをわずかに削ったり、逆に高さを加えたりして、上下の歯が正しく噛み合う位置に調整します。適切な噛み合わせに調整することで、顎関節や筋肉の緊張が和らぎ、症状の軽減や再発防止につながります。

生活習慣の改善

顎関節症の多くは、日々の生活習慣が原因となっていることが多く、生活習慣を見直すことで症状の改善が期待できます。たとえば、硬い食べ物の摂取を控える、頬杖をやめる、大きく口を開けて笑う癖を見直すなど、顎に負担をかける行動を減らすことが重要です。

また、睡眠時の姿勢にも注意しましょう。横向きやうつ伏せで寝ると、顎に圧力がかかり負担が増える場合があります。歯ぎしりや食いしばりの癖がある方は、ナイトガードというマウスピースを使用するのも効果的です。

さらに、ストレスが原因で顎に力が入っていることもあるため、適度な運動やリラクゼーションを取り入れることも大切です。

理学療法

理学療法は、あごを構成する筋肉や関節の動きにアプローチする治療法です。顎関節やその周辺の筋肉に対して、マッサージやストレッチ、温熱療法などを行うことで、血流を改善し、緊張を和らげていきます。

また、口の開閉をスムーズにするための運動療法も取り入れられることがあり、筋肉の柔軟性を高めて症状の緩和を目指します。

薬物療法

顎関節症による痛みや炎症が強い場合には、薬物療法が用いられることがあります。主に使用されるのは消炎鎮痛薬で、腫れや痛みをやわらげる効果があります。顎の筋肉が緊張している場合には、筋弛緩薬が処方されることもあります。

外科的治療

顎関節症は多くの場合、非外科的な治療法で症状の軽減が期待できますが、なかには外科的治療が検討されるケースもあります。関節内部に炎症が強くみられる場合や、関節円板が著しく変形している場合、また顎の運動制限が重度で日常生活に支障をきたしているケースでは、関節内注射や関節鏡(内視鏡)による洗浄・整復などが行われることがあります。

ただし、これらの処置は顎関節症のなかでも特定の症例に限られるため、専門の医師による慎重な診断が必要です。

まとめ

顎関節症を治療して笑顔で仕事をする女性

顎関節症は、あごの関節や筋肉に異常が生じることで、口の開けづらさや痛み、カクカクとした音など、さまざまな不快な症状を引き起こします。原因は噛み合わせの乱れや歯ぎしり、ストレス、姿勢の悪さなど多岐にわたり、複数の要因が絡み合っていることも少なくありません。

放置すると、症状が悪化し、食事や会話がしづらくなったり、頭痛や肩こりといった全身の不調につながることもあります。顎関節症の治療には、生活習慣の改善やスプリント療法、噛み合わせの調整、薬物療法などがあります。

もし、顎に違和感や痛みを感じている場合は、まずは歯科医院を受診して、的確な診断とアドバイスを受けてみましょう。

顎関節症にお悩みの方は、台東区根岸、JR「鶯谷」駅南口より徒歩3分、日比谷線「入谷」駅2番出口より徒歩3分にある歯医者「うぐいす歯科クリニック」にお気軽にご相談ください。

当院は「歯を大切にするお手伝い」をモットーに、通いやすい・安心できる環境を提供できるよう努めています。虫歯・歯周病治療だけでなく、予防歯科や小児歯科、矯正治療、インプラント治療など、さまざまな診療にあたっています。

当院のホームページはこちら、お電話でのご予約・お問い合わせも受け付けています。矯正無料相談会も実施しておりますので、ぜひご覧ください。

丸山 敏史

この記事の監修者

丸山 敏史

経歴
  • 昭和医科大学 卒業(2007年・第100回国家試験合格)
  • 昭和医科大学大学院 博士課程修了(補綴科所属・1年目は研修医として勤務)
  • 都内医療法人の分院長として勤務
  • 西糀谷歯科 勤務(4年間)
  • うぐいす歯科クリニック 開業(2014年)
所属機関
  • 日本インプラント学会
  • 日本補綴歯科学会
  • シン中心位 専門医取得
  • プレオルソ(小児矯正)導入医

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