医院ブログ
2026年08月29日

根管治療は何回通う?治療の回数と治療の流れ、注意点

こんにちは。台東区根岸、JR「鶯谷」駅南口より徒歩3分、日比谷線「入谷」駅2番出口より徒歩3分にある歯医者「うぐいす歯科クリニック」です。

根管治療は何回通うのか考える女性

根管治療を受けることになった際、「治療は何回くらいかかるのか」「なぜ何度も通院する必要があるのか」と疑問に思う方もいるでしょう。

根管治療に必要な回数はすべての患者さんで同じではなく、歯の根の形や根管内の感染状態、過去の治療歴などによって異なります。また、根管内の治療が終了したあとに、被せ物などで歯を修復するための通院が必要になることもあります。

そのため、治療を受ける前に大まかな流れや回数が変わる理由を知っておくことが大切です。

この記事では、根管治療とはどのような治療なのかをはじめ、治療回数や一般的な流れ、回数が増えるケース、通院中の注意点まで順番に解説します。

根管治療とは

根管治療のイメージ

根管治療とは、歯の内側に入り込んだ細菌や、炎症・感染を起こした組織を取り除き、歯を残すことを目指す治療です。

歯は、外から見えている白い部分だけでできているわけではありません。その内側には歯髄と呼ばれる組織があり、神経や血管などが含まれています。さらに、歯の根の中には歯髄が通る細い道があり、この部分が根管です。

虫歯が深いところまで進んだり、歯が欠けたり割れたりして歯髄に炎症や感染が起きると、根管治療が必要になる場合があります。

治療では、まず炎症や感染を起こした歯髄などを取り除きます。その後、根管の中を専用の器具で清掃し、洗浄液を使って細菌や汚れを減らしていきます。必要な清掃を終えたら、根管内に材料を詰めて封鎖します。

イメージとしては、歯を抜く治療ではなく、歯の内側をきれいにして、できる限り自分の歯を残すための治療と考えるとわかりやすいでしょう。

根管治療の回数

根管治療の予定を記入したカレンダー

根管治療に必要な回数は、歯の状態によって異なります。おおまかな目安としては2~4回程度ですが、根管の形や細菌感染の状態などによっては、それ以上の通院が必要になることもあります。

そのため、根管治療は何回で終わると一律に考えるのではなく、自分の歯の状態ではどのくらいの通院が必要になるのか、歯科医師に確認しておくとよいでしょう。

治療回数に差が出る理由の一つに、根管の形があります。歯の根の中にある根管は非常に細く、まっすぐとは限りません。曲がっていたり、複数に分かれていたりすると、細い器具を使って内部を確認しながら清掃を進める必要があります。

また、根管内に細菌感染が広がっている場合は、清掃や洗浄などを繰り返しながら治療を進めることがあります。以前に根管治療を受けた歯では、根管内に入っている材料を取り除いてから内部を清掃する必要があり、その分、治療の工程が増える場合があります。

なお、2~4回程度という目安は、主に根管内を処置する回数についてです。根管治療を終えたあとには、歯の状態に応じて土台を立てたり、被せ物などを装着したりする治療が続くことがあります。

根管治療の一般的な流れ

カウンセリングを行う様子

根管治療では、歯の状態を調べたうえで、根管の中にある感染した組織などを取り除き、清掃や消毒を進めます。ここでは、治療を始めてから歯を修復するまで、どのような処置を行うのか順番に見ていきましょう。

診査・診断を行う

根管治療を始める前に、まずは痛みの出方や歯の状態を詳しく調べます。「いつから痛むのか」「冷たいものや温かいもので痛むのか」「噛んだときに痛みがあるのか」などを患者さんに伺います。そのうえで、虫歯の深さや歯ぐきの腫れなど、お口の中の状態を調べます。

必要に応じて、歯を軽く叩いたときの反応や、神経が刺激に反応するかなどを調べる検査も行います。さらに、エックス線写真を撮影し、目で見るだけではわからない歯の根や、その周囲の状態を確認します。

根管治療が必要かどうかは、歯が痛いという症状だけで決めるものではありません。神経がどのような状態なのか、歯の根の周りに炎症がないかなど、診察や検査で得られた情報をもとに歯科医師が判断します。

虫歯や感染した神経などを取り除く

根管治療が必要と判断した場合は、歯の状態に応じて麻酔を行い、根管を治療するための入口を歯に作ります。虫歯によって細菌に感染した部分があれば取り除き、歯の内部にある炎症や感染を起こした神経などを除去していきます。

根管内を洗浄・消毒する

感染した神経などを取り除いたあとは、根管の中に残っている細菌や汚れを減らすため、洗浄と消毒を行います。根管は非常に細いため、専用の器具を使って内部を少しずつ整えながら、感染した組織などを取り除いていきます。

感染の状態などによっては、一度の診療ですべての清掃を終えず、次回の受診時にも処置を続けることがあります。その場合は、根管の中に薬剤を入れ、次の治療まで歯の入口を仮の材料でふさいでおきます。

根管内に薬剤を詰める

根管の中を十分に洗浄・消毒したあとは、根管充填を行います。根管充填とは、きれいにした根管の中に専用の材料を詰め、内部を封鎖する処置です。

清掃した根管をそのままにするのではなく、専用の材料で内部を封鎖することで、細菌が再び入り込んだり、根管内で増えたりするのを防ぐことにつながります。

被せ物で歯を修復する

根管の中の治療が終わったあとは、歯を噛める状態に戻すための治療を行います。根管治療を受けた歯は、虫歯を削るなどの処置によって、歯の一部が失われていることがあります。

そこで、残っている歯の量や位置などに合わせて、必要であれば歯を支える土台を立て、その上に被せ物を装着します。どのような方法で歯を修復するかは、一人ひとりの歯の状態によって異なります。

根管治療の回数が増えるケース

根管治療の回数が増えるケースを伝えるイメージ

根管治療に必要な回数は、歯の根の形や感染の状態、これまでに受けた治療などによって変わります。ここでは、治療回数が増える主なケースについて詳しく解説します。

歯の根が複雑な形をしている

歯の根の中には、根管と呼ばれる細い道があります。根管はまっすぐとは限らず、細く曲がっていたり、途中で枝分かれしていたりします。また、奥歯では、歯の根が複数に分かれていたり、根の中に複数の根管があったりします。

根管の形が複雑な場合は、内部を確認しながら細菌や汚れを取り除く必要があるため、治療に時間がかかり、通院回数が増えることがあるのです。

根管内の感染が広がっている

歯の神経が細菌に感染し、その影響が歯の根の先まで広がっている場合は、治療回数が増えることがあります。根管の中に残っている細菌や感染した組織を減らすため、内部の清掃や洗浄を繰り返す必要があるためです。

また、根管の中から膿が出ているなど、すぐに根管を封鎖できない場合は、状態を確認しながら治療を進めます。痛みが軽くなっても根管内の治療が終わったとは限らないため、歯科医師の指示に沿って通院を続けることが大切です。

過去に根管治療を受けている

以前に根管治療を受けた歯でも、根管内に感染が残っていたり、新たに細菌が入り込んだりすると、再び根管治療が必要になることがあります。

再治療では、以前装着した被せ物や根管の中に詰められている材料を取り除き、内部を改めて洗浄・消毒します。再治療では以前の治療で使った材料を取り除く工程などが加わるため、治療に時間がかかり、通院回数が増える場合があるのです。

根管治療を受けるときの注意点

 根管治療を受けるときの注意点のイメージ

根管治療を成功させるには、歯科医院の治療だけでなく、患者さまの協力も欠かせません。ここでは、治療を受ける際に気をつけたいポイントをご紹介します。

予約した日にきちんと通院する

根管治療を複数回に分けて行う場合は、歯科医師から案内された日程に沿って通院することが大切です。治療の間隔が長く空くと、予定していた治療を進められない場合があります。

仕事や体調不良などで予約日に受診できないときは、歯科医院へ連絡して次の予約を取りましょう。自己判断で通院の間隔を空けず、治療が終わるまで継続して受診してください。

治療途中で通院をやめない

根管治療を受けて痛みがなくなっても、治療が終わったとは限りません。根管の中を洗浄・消毒している途中であれば、その後も必要な処置を続ける必要があります。

また、根管の中の治療が終わったあとも、歯の状態によっては被せ物などで歯を修復する治療が続きます。痛みがないからと自己判断で通院をやめず、歯科医師から治療の終了を伝えられるまで通院を続けましょう。

通院を続けることが難しくなった場合は、そのまま中断せず、まずは歯科医師に相談してください。

まとめ

根管治療を行う様子

根管治療は、歯の根の中にある根管から感染した神経や組織などを取り除き、内部を洗浄・消毒して封鎖する治療です。

根管治療に必要な回数は、歯の状態によって異なります。おおまかな目安は2~4回程度ですが、根管の形や感染の広がり、過去の根管治療の有無によっては、さらにかかることがあります。

根管内の処置が終わったあとも、歯の状態に応じて土台や被せ物などによる修復を行うため、通院が続く場合があります。また、痛みがなくなったからといって治療が完了したとは限りません。自己判断で通院を中断せず、予約した日に受診し、必要な治療を最後まで受けることが大切です。

根管治療を検討されている方は、台東区根岸、JR「鶯谷」駅南口より徒歩3分、日比谷線「入谷」駅2番出口より徒歩3分にある歯医者「うぐいす歯科クリニック」にお気軽にご相談ください。

当院は「歯を大切にするお手伝い」をモットーに、通いやすい・安心できる環境を提供できるよう努めています。虫歯・歯周病治療だけでなく、予防歯科や小児歯科、矯正治療、インプラント治療など、さまざまな診療にあたっています。

当院のホームページはこちら、お電話でのご予約・お問い合わせも受け付けています。矯正無料相談会も実施しておりますので、ぜひご覧ください。

丸山 敏史

この記事の監修者

丸山 敏史

経歴
  • 昭和医科大学 卒業(2007年・第100回国家試験合格)
  • 昭和医科大学大学院 博士課程修了(補綴科所属・1年目は研修医として勤務)
  • 都内医療法人の分院長として勤務
  • 西糀谷歯科 勤務(4年間)
  • うぐいす歯科クリニック 開業(2014年)
所属機関
  • 日本インプラント学会
  • 日本補綴歯科学会
  • シン中心位 専門医取得
  • プレオルソ(小児矯正)導入医

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